『漁師さんからの貴重な標本』
博物館の使命は貴重な資料・標本の保管・展示ですが、地元の自然を多くの方々に知ってもらえるようにという地域の情報発信活動も大切です。本館は遠藤コレクションの貝類の公開が第一義ですが、第四展示室には、地元真鶴の海産生物を展示しています。テヅルモヅルは多く枝分かれした腕で海中のプランクトンを集めて餌にしているクモヒトデに近い種類です。これは漁師(釣り船)の青木智記()氏が吊り上げたもので、多くの見学者がこんな不思議な生きものが真鶴の海にいるのかと驚きます。
その隣のケースには、白いレース編みで作った大輪のボタンの花のようなボタンコケムシが展示されていますが、これは小さな個体が集まって規則正しく並んで群体を作ってできた姿です。これも漁師(エビ網漁)の羽田()敏明()氏の提供で、この標本は特に大きくて立派なものです。真鶴の海には興味深い生物がたくさん生息しているのです。
渡部 孟
テヅルモヅル
ボタンコケムシ

問い合わせ 真鶴町教育委員会 生涯学習課 遠藤貝類博物館 68-2111
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