東日本大震災では、三つの「まさか」がありました。
一つ目は、マグニチュード9.0という大きな地震が起きるとは思っていなかったこと。
二つ目は、「あんなに大きな津波が来るなんて」
三つ目は、福島県の原発が津波にのまれ、核燃料を冷やすための電気が使えなくなったことにより大爆発が起きて、水や空気が放射性物質で汚されたことです。
危機は遠ざけてはならない。なぜなら危機は、いや応なしにやってくるからである。
危険性は、子どものころから十分に教え、国民の常識にしたほうが良い。
想定外の大津波でも、岩手県釜石市立の14の小中学校は、校内にいた約三千人が全員無事でした。
普段から「津波が来たらどうするか」を勉強していました。
子どもたちは「想定をあまくみるな」とも教えられていました。
実際に起きることは、想定どおりにはならないと心の準備ができていたと思います。
ちなみに神奈川県の過去の地震に詳しい東大地震研究所の都司准教授は、県内で津波を警戒すべき地域に、茅ヶ崎市付近から東側の相模湾沿岸、三浦半島、真鶴半島をあげている。
県の想定では、南関東地震で津波の高さは、真鶴町付近で最大8.0m弱としている。しかし、先生が三浦市にあったお寺の記録を調べたところ、1703年の元禄地震で高さ12mの津波が襲い、寺等建物が流出していました。
元禄地震と同じメカニズムで起きた関東大震災では、熱海に約8.0mの津波が発生したことから、海沿いの住宅や別荘、ヨットハーバー、観光施設などが被害を受ける可能性があると懸念します。
さらに先生は、東日本大震災で起きたような巨大津波は、構造物では対抗できないと言い切ります。
釜石や女川に来た高さ約15mの津波を遮断するには、五,六階建ビルの高さの堤防が必要と言い、長期的には高台に街を造る方が望ましいとの意見です。
千年に一度と言われる大地震、大津波対策を考慮しながら防災対策の見直しや自主防災組織の強化を図ってまいります。
災害から身を守る知識だけでなく、災害後を強く生き抜く力を身につける防災教育を実践していきたい。
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