「お林」の緑を構成する低木の代表はなんといってもアオキでしょう。お林内の遊歩道や周辺を通る自動車道路際に特にたくさん生えています。葉は厚くて光沢があり、枝まで緑色なのでこの名がついたようです。
さて、アオキは雌雄異株の樹木ということはご存じでしょうか。写真は雌株に咲く雌花で、3月下旬頃から先に雄花が開花し、遅れて雌花が咲き出します。
地味で目立たない花ですが、近づいてよく見ると4枚の花弁はとても美しいエンジ色をしています。果実は冬になると熟し、常緑のお林に赤く輝いて彩りを添えています。
真鶴町に多い「青木」姓は源頼朝がしとどの窟(いわや)に身を隠したとき、アオキの枝葉で窟(いわや)を覆い隠し守った功績により青木姓を賜った人の子孫といわれていますが、植物のアオキはまさしくクロマツやクスノキなどの高木を始め、お林内部の大切な緑を囲むように守っているのです。
アオキは、真鶴町を代表する木のひとつです。

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